使用頻度が低く、かさばりがちな「キャンプグッズ」。一度使い終わったあとは、次のシーズンまで適当にしまっている人も多いでしょう。
しかしキャンプグッズは、正しく保管しなければすぐに劣化してしまい使えなくなってしまいます。キャンプ道具を毎シーズン買い換えるのも大きな出費ですよね。
そこでこの記事では、キャンプグッズの正しい保管方法や注意点などを解説します。「毎年キャンプグッズがすぐにダメになってしまう…」とお悩みの方はぜひ参考にしてください。
キャンプグッズのNGな保管方法とは?
はじめに、多くの人がやってしまうキャンプグッズのNGな保管方法を紹介します。
洗わず袋に入れたままにする
シュラフ(寝袋)やテント、毛布などを洗わず、袋に入れたまま放置してしまう人も少なくありませんが、この保管方法はNGです。
キャンプで使用したシュラフや毛布などは、汗を吸収しとても汚れています。
その汚れを長期間放置していると、袋の中で湿気がこもりカビの原因となってしまうでしょう。
カビ・サビやすい素材の道具を屋外で保管する
キャンプ道具の素材を考えずに、すべてを屋外の物置などで保管している人もいます。しかしこれも間違った収納方法です。
たとえばキャンプ道具のなかにはテントや木製テーブルなど、布や木で作られたものもあり、これらは湿気に弱い素材です。
それを屋外の物置などに収納しているとカビや害虫の被害に遭ってしまうケースもありますので、屋外で保管して大丈夫かどうかの確認が必要です。
車の荷台に積んだまま放置する
キャンプのオフシーズンには、キャンプ道具を車の荷台に積んだまま放置している人も多いでしょう。
普段からその車を使用している場合には、車の中が閉めっきりになることはないため通気性も悪くなく、キャンプグッズの保管場所として利用できるかもしれません。
しかしキャンプグッズには重さがあるため、車の荷台に積んだまま走行すれば燃費が悪くなります。その結果ガソリン代が高くついてしまう可能性があるでしょう。
キャンプグッズを保管するときの注意点
続いてキャンプグッズを保管するときの注意点を紹介します。
キャンプグッズを保管する際には、「湿気や汚れ」と「紫外線」の2つに注意してください。
湿気や汚れ
先にも説明したとおり、布や木で作られている道具は湿気の影響を受けやすいため、そのまま放置するとカビを発生させてしまいます。
またガスコンロやダッチオーブンなどを使用したあとは、必ず焼けかすなどを落としてキレイに掃除しておくことをおすすめします。汚れが残っていると、サビの原因になってしまうからです。
このようにキャンプグッズを保管する際には、カビ・サビの原因となる湿気や汚れに十分注意しましょう。
紫外線
テントやシュラフを洗ったあと、乾燥させるために日干しをしている人もいるでしょう。
しかし直射日光に含まれる紫外線には、殺菌効果のほかに漂白効果もあります。直射日光にあてて乾かしていると色あせの原因になりかねません。
そのため、テントやシュラフを干す際には「陰干し」がおすすめです。
収納しておくときも、直射日光が当たる場所に置いておくと道具が傷んでしまうため、できるだけ日陰になる場所を選びましょう。
【長持ちさせる】キャンプグッズの正しい保管方法
最後に、キャンプグッズを長持ちさせる正しい保管方法を3つ紹介します。
キレイに洗って乾かしてから収納する
キャンプグッズを保管するときは、すべての道具をキレイ洗ってから収納してください。
前述のとおり、汚れが残っているとカビやサビの原因となってしまうからです。
テントやシュラフ、毛布などは、洗濯後完全に乾かしてから収納します。またテーブルやイスなどに付着している土汚れなどもしっかり拭きとってから保管しましょう。
素材に合った適切な場所に保管する
「NGな保管方法」でも述べたとおり、道具の素材によって適切な保管場所は異なります。
たとえば布や木で作られた道具であれば、屋内の湿気が少ない場所に保管するとよいでしょう。家の中でも湿気が気になるようなら、乾燥剤などを活用するのもおすすめです。
一方、クーラーボックスやランタン、ステンレス製のキャンプ道具などは湿気の影響を受けにくいため、屋外に置いておいても問題ありません。
素材に合った適切な場所に保管することが、キャンプグッズを長持ちさせるコツといえます。
トランクルームを利用する
収納スペースが少ない人は、トランクルームを利用するのも一つの手段です。
トランクルームには空調設備があるため、湿気によるカビの心配はありません。物を保管するうえで最適な温度・湿度を保ち、紫外線もシャットアウトしてくれます。
セキュリティもしっかりしていますので、大切なキャンプグッズを安心して預けられるでしょう。
まとめ
今回は、キャンプグッズの保管方法を解説しました。
キャンプを楽しんだあと、面倒だからといってテントやシュラフなどを洗わずにそのまま放置してしまう人も少なくありません。
しかし間違った保管方法を行っていれば、道具はすぐに劣化してしまいます。その買い替えに無駄な費用がかかってしまうのも考えものです。
キャンプグッズを長持ちさせられるように、道具の素材などを意識しながら正しい方法で保管していきましょう。