この記事をご覧の皆さんの中には、トランクルームを経営していくうえでのデメリットにはどのようなものがあるのか知りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
トランクルーム経営に対する注目度が近年増加している状況において、トランクルーム経営のメリット面についてのみ焦点が当てられやすくなっていますが、デメリット面についても学習しておくことは経営開始を検討するうえでとても重要になってきます。
そこで、今回の記事では、トランクルームの経営の具体的なデメリットにはどのようなものがあるのかなどについて説明していきます。
トランクルーム経営のデメリットについて
トランクルーム経営のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか、具体的には以下のようなものが挙げられます。
荷物の盗難に対する補償にも対応しておく必要がある
トランクルーム経営のデメリットの1つ目には、荷物の盗難に対する補償にも対応しておく必要があることが挙げられます。
利用者がトランクルームに保管している荷物が盗難にあった場合にはそれに対する補償を行わなければならない場合が多く、その盗難の対応の為に事業者が保険に加入しておく必要があり、そのための保険料を負担しなければなりません。
盗難にあった利用者に対する対応と保険料負担が必要になる点はトランクルームを経営していくうえでのデメリットであると言えるでしょう。
水害や火災によって荷物が棄損してしまった場合に対する対応
トランクルーム経営のデメリットの2つ目には、水害や火災によって荷物が棄損してしまった場合に対する対応が挙げられます。
水害や火災で利用者が保管している荷物が棄損してしまった場合にもそれらの荷物に対する補償を行わなければならない場合が多く、対応の為に事業者が保険に加入しておく必要があり、そのための保険料を負担しなければなりません。
水害や火災で利用者が保管している荷物が棄損してしまった利用者に対する対応と保険料負担が必要になる点もデメリットとなるので、注意しましょう。
マンションやアパートなどよりも集客業者の数が少なめである
トランクルーム経営のデメリットの3つ目には、マンションやアパートなどよりも集客業者の数が少なめであることが挙げられます。
マンションやアパート投資の場合には、大手や中小を含めて集客業者がある程度の数以上がいますが、トランクルームの場合には集客を行っている業者やサイトが限定されており、マンションやアパート投資の場合よりも少し集客のハードルが高い可能性があります。
しかし、特定の集客業者を利用しつつ、グーグル広告などを活用して集客を行ったりと集客方法に工夫を加えたり、どうしても不安なら一括借り上げを利用する方法もありますので、集客方法面でのデメリットを緩和することもできるでしょう。
マンションやアパートとは異なり担保価値がない
トランクルーム経営のデメリットの4つ目には、マンションやアパートとは異なり担保価値がないことが挙げられます。
通常のコンテナを設置しているタイプのトランクルームの場合、そのコンテナを設置している土地自体には担保価値はありますが、コンテナ自体は建物ではないので担保価値がなく、トランクルームの担保価値は土地を除いてあまり期待できません。
マンションやアパートのように土地と建物の担保価値を利用して融資を受けたり、収益物件として高く売却したりするなどの方法がとりにくくなっているので、この点には注意しましょう。
トランクルーム経営には、主に上記で説明したような4つの事項のデメリットがありますので、これらの点についてしっかりと押さえておきましょう。
デメリットにも目を向けて投資を検討することが重要である!
近年注目度が増しているトランクルーム経営ですが、上記でも説明したようにいくつかのデメリットもある投資案件となっており、これらの事項についてもしっかりと対策して運営に乗り出す必要があります。
上記で説明したようなデメリットについて理解することなく投資をした場合に、思ったよりも月額の保険料支払が大きかったり、集客が上手くできなかったりするなどして当初想像していたよりも利益を出せないばかりか、赤字になってしまう可能性があります。
トランクルーム経営も投資案件である以上、投資した以上の金額のリターンをきちんと確保しなければ意味がありません。
複数の保険会社から見積もりを取って保険会社を選定したり、投資を開始する前に集客業者に問い合わせして疑問点を質問しておいいたり、自己信金を多めに準備しておくなどしておくと少しでも失敗のリスクを小さくする役に立てることができます。
事前にデメリット面の不安点を少しでも解消してリスクを小さくしておくことが、トランクルーム経営においては最も重要であると言っても過言ではありませんので、この点について注意しましょう。
まとめ
ここまで、トランクルームの経営の具体的なデメリットにはどのようなものがあるのかなどについて説明してきましたが、いかがでしたか。
トランクルーム経営のデメリット面を知っておかなければ、机上の空論に過ぎない経営計画しか立てられず、トランクルーム経営が失敗に終わってしまう可能性が高くなってしまいかねません。
この記事をご覧の皆さんは、今回の記事で説明した内容を参考にして、トランクルームの経営の具体的なデメリットにはどのようなものがあるのかなどについての学習に役立てると良いのではないでしょうか。