この記事をご覧の皆さんの中には、トランクルームに住めるという噂を聞いたいことがあるが、本当に住むことができるのか知りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
トランクルームは基本的に、自宅等に置いてある今は利用しないものを保管しておくために利用する施設ですが、人も居住することができるとしたら具体的にどのような条件が必要になるのか知りたいと考えても不思議ではありません。
そこで、今回の記事では、トランクルームに住めるという噂を聞いたいことがあるが、本当に住むことができるのかなどについて説明していきます。
トランクルームに住むのは問題がないのか?
トランクルームに人が住むことは問題がないのでしょうか、初めに結論から言ってしまうとトランクルームに人が住むことは違法となります。
トランクルーム運営会社には、倉庫業法に基づく荷物の保管を主な業務にしているタイプ、不動産の賃貸借契約を基に保管スペースを貸し出しているタイプのものに分かれています。
倉庫業法に基づく契約は、主に寄託を受けた物品の倉庫における保管を行う趣旨の契約で、賃貸借契約に基づく契約でも荷物置いておくスペースの賃貸であり、人の居住用に契約していないことから、人の居住は契約違反として取り扱われるのです。
トランクルームに人が住むには問題がいくつもある!
トランクルームに人が住むうえでの問題がいくつもあり、具体的には以下のようなものが想定されます。
そもそも人が住むことを想定した施設の作りになっていない
トランクルームに人が住むうえでの問題の1つ目としては、そもそも人が住むことを想定した施設の作りになっていないことが挙げられます。
人が住むことを想定して作られているマンションなどと違い、荷物を置いておくことを目的に作られているトランクルームの施設は、内部に風呂やトイレ、水道、ガス、電気のコンセントなどを配置していません。
人が生活していくうえでは不便であり、日常生活に支障をきたす可能性が高いと言えるでしょう。
火災や地震などの際の非難を円滑に行えない
トランクルームに人が住むうえでの問題の2つ目としては、火災や地震などの際の非難を円滑に行えないことが挙げられます。
多くのトランクルームにおいて外側からの施錠を前提としていることから、火事や地震などの災害時に中に人が住んでいても効率的に避難することができず最悪の事態に陥ってしまう可能性が高いです。
マンションなどと比べて避難上の安全面が良いとは言えないので、居住を考えるうえでは良い選択肢とは言えないので、選択肢には入れないようにしましょう。
他の利用者などに通報されてしまう恐れがある
ランクルームに人が住むうえでの問題の3つ目としては、他の利用者などに通報されてしまう恐れがあることが挙げられます。
万が一トランクルームに隠れて住むことに成功しても、他の利用者や近隣住民に不審がられて管理人に通報などされてしまえば、一発で退去させられてうえ、場合によっては契約に違反したなどの名目で違約金の請求を受けてしまう可能性もあります。
そのようなリスクを背負ってまで、トランクルームに居住するメリットが大きいとは言えないので、万が一上手く行きそうであっても試みないようにしてください
トランクルームに人が住んでいるのを目撃した際の対処について
トランクルームに人が住んでいるのを目撃した際の対処についてですが、自身で注意してやめるように促さず、必ず管理人や運営会社に通報するようにしましょう。
自身で注意して居住者に暴行を受けたりなどしてしまう可能性もあり、そうなってしまうと不利益の方が大きくなってしまうことから、対処は管理人や運営会社に任せるのが賢明ですので、間違っても自分で注意しないようにしましょう。
居住を疑われないように適切にトランクルームを利用するようにしよう!
トランクルームに居住することは違法であると説明してきましたが、トランクルームを利用する際には居住目的であると疑れないように行動することが重要です。
不自然な振る舞いや必要以上の長時間滞在などの行為を避けて、トランクルーム利用の本来の目的である荷物の保管を効率的に行うことを心がけて行動するように注意しましょう。
まとめ
ここまで、トランクルームに住めるという噂を聞いたいことがあるが、本当に住むことができるのかなどについて説明してきましたが、いかがでしたか。
トランクルームに住むことを考える人はあまりいないとは思いますが、万が一居住している人を見かけた際には、運営会社に通報ししかるべき処置をしてもらうようにすることを覚えておくようにしましょう。
この記事をご覧の皆さんは、今回の記事で説明した内容を参考にして、トランクルームに住めるという噂を聞いたいことがあるが、本当に住むことができるのかなどについての学習に役立てると良いのではないでしょうか。